宝くじの当せん金について

2024年の年末ジャンボ宝くじは当たりましたか?

 みずほ銀行は2025年1月16日、1等、前後賞の高額当せんが出た全国の売り場を発表しました。1等は17本、前後賞は34本が誕生。都道府県別でみると、1等が出たのは最多が東京都と愛知県で各2本。北海道、千葉県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県から1本ずつ出たそうです。またインターネットから1本、宝くじ公式サイトからの購入で3本の1等が誕生したそうです。

 ちなみに近畿の1等(7億円)が出た宝くじ売り場は、モモテラスチャンスセンター(京都市伏見区桃山町山ノ下32)、多田イズミヤチャンスセンター(川西市多田桜木1-8-3)とのことです。

宝くじ当せん金は非課税

本題ですが、宝くじの当せん金に税金はかかりません。当せん金付証票法の第13条にて「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない。」と定めています。

 しかし、当せん金を家族や友人と分け合ったり、共同購入して分配したりすると、贈与税がかかる場合があります。贈与税の基礎控除額110万円を超える分は贈与税が課されます。家族や友人と宝くじを共同購入した場合、代表者1人が当せん金を受け取りに行く場合は注意が必要です。この場合、当せん金は受け取りに行った人のものとみなされます。そのため、たとえお金を出し合って宝くじを購入したとしても、ほかの人には贈与税が課されてしまいます。

 このため、共同購入した場合、当せん金を購入者全員で受け取りに行けば、非課税で分配できます。また、宝くじ公式サイトの共同購入では、共同購入者とグループを作り、必要事項をフォームに登録し、当選したらグループで受け取ることになるので、当せん金を分配しても贈与税はかかりません。